仏教

ご供養の大切さ

お盆には正式名称があるのをご存じですか?
盂蘭盆会(うらぼんえ)と言います。
日程は地域によっても異なります。
お釈迦様のお弟子さんである目連尊者のご母堂様が餓鬼道に堕ち、
そのご母堂様の供養に由来しています。

昨今ではお寺離れも進み、お盆への意識も希薄になってまいりました。

お盆やお彼岸にお坊さんが、ちょいちょいと拝んで帰っていく、
この姿は確かに費用対効果が感じられないですし、こんなん功徳なんてあるわけないで。
と思うのは至極当然のことだと思います。

私も一般社会での生活が長かったので、その気持ちは良くわかる。

お坊さんの擁護をすると(真言宗では)、
後日、しっかり卒塔婆を立てて供養するので、その前段階と考えて頂くと良いとは思うのですが、
それでもこの不況の時代、納得がいかないと思われるのは至極当然と言えます。

しかし先祖供養はしっかりするにこしたことはありません。
なぜならば私達はご先祖様の「徳」で生きていると考えられており、
その徳を回復させるのが「供養」と考えられています。

そして忘れてはならないのが『三界万霊』なんです。
三界万霊は『徳』の総量を増やす供養と考えて頂くと、わかりやすいかもしれません。

実際にご先祖様と三界万霊へのご供養をしたことにより、
「父が亡くなってから初めて父の夢を見た」
「ずっと会えなかった叔父に会えた」
「何年も出来なかったお墓にもお参りが出来た」等々
※宗想庵でご供養なさった方から頂いたお言葉です。
不思議なことが起き始めたりします。

ご先祖様に思いを思いをはせ、手を合わせてみませんか?
こんな時代だからこそ。

宗想庵では初めての盂蘭盆会だったのですが、20本の卒塔婆を拝むことができ、
年間(12ヶ月)通してのご依頼も7本頂けました。

宗想庵ではちっちゃな庵だからこそ手を抜くことなく、
「姓」毎に密教の修法で1時間30分前後、密教の修法にてご供養させて頂いております。
先日は14時から20時までぶっ続けでご供養させて頂きました。

施主様も「こんなにお寺に長くいたの初めて」と笑っておられました。
また卒塔婆も経木塔婆や水塔婆ではなく、卒塔婆に一つ一つ手書きしております。

さらに毎月24日には師僧寺にて阿闍梨4名以上で午後からご供養させて頂き、
さらにはその後に師僧寺のお地蔵様に卒塔婆をおまつりし、一ヶ月間お経をあげさせて頂きます。
拙僧が言うのも何ですが、とてもコストパフォーマンスに優れているのではないかと^^;;

また宗想庵にお越し頂いてご供養なさった方でご希望のある方には、
お待ち頂くのは大変ですが、ご供養した後に十一面観音様の秘法(2時間近くかかります)で、
ご祈願もさせて頂いております。

8月にご供養させて頂いた方へは、明日24日に師僧寺にて阿闍梨5名以上で特別な法要を行います。
その際に卒塔婆を師僧寺に持参し、合わせてご供養させて頂き、その後にお地蔵様に卒塔婆をお預けし、
一ヶ月間、毎日お経をあげさせて頂きます。
オンラインでお申し込み頂いた皆様には、画像を送付させて頂きます。

合掌

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